“グランデ・クチーナ・レジョナーレ・イタリアーナ”シリーズ

『サルデーニャ』

la grande cucina regionale italianai- Sardegna
出版社：Gribaudo
2010年版、17×24�p、125ページ
価格：\3,000（税込・送料込）　お取り寄せ

---

※ブログ『イタリア料理ほんやく三昧』に、一部のリチェッタと解説の日本語訳を載せています。
・ポルチェッドゥPorceddu
・子羊の腸のグリーンピース煮Cordula con prisucci

---

序文の一部の日本語訳
『宝島−サルデーニャ』

　伝説によれば、サルデーニャの山、教会、城の廃墟、森、洞窟には、財宝が眠っている。
　一方、海、山、森、広大な平野、田舎の集落、街の門の中には、美味しい宝が隠れている。
　サルデーニャ人には、土地がもたらす小さな恵みを傑作に変えてしまう才能がある。
　小麦からは香ばしいパンや様々な形のパスタ、ドルチェを生み出し、
　ミルクはチーズに、子羊や子山羊、豚、ジビエの肉は料理やサルーミに使い、
　魚、野菜、果物からは各地のスペチャリタを生み出した。
　アルゲーロのイセエビ、カリアリのフレグラ、ヌオーロの子羊、ガッルーラのヴェルメンティーノ
　パン、パスタ、チーズ、野草のハーブ、野菜、サルーミ、そしてなんと言っても肉だ。
　長い歴史と結びついた料理は、農業と放牧の暮らしから生まれた。
　サルデーニャのシンボル的料理の豚の串焼き、“ポルチェッドゥ”は、
　シンプルだが強い味で、香り豊かだがスパイスは加えない。
　使う香草はミルトだけ。
　家から遠く離れる長い放牧の旅の中で、鍋の代わりに羊飼いが料理に使える道具は、
　茂みの枝を使った串ぐらいだったのだ。
　茂みからは野草もつんだ。肉は豚肉だけでなく、猪や山羊も同じ方法で調理した。
　地面に穴を掘り、内側を小枝で覆い、ミルトとタイムを敷き詰めて肉をのせ、
　ハーブで覆ってから土をかぶせて穴を閉じた。
　ここに火をつけて時間をかけて焼いた。
　ローストやグリル以外にも、特にジビエは煮込みにもした。
　これはパスタのソースにもなった。
　
　

---

“ラ・グランデ・クチーナ・レジョナーレ・イタリアーナ”シリーズ
価格：\3,000（税込・送料込）　お取り寄せ（★は在庫あり）

　　 　　　　　　　　
★エミリア・　　　　バジリカータと　　　　サルデーニャ　　★ラツィオ　 　　　★シチリア
　 　ロマーニャ　　　　　　カラブリア

　　　　　　　　　　　
　★プーリア 　　　★マルケ　　　　　　ヴェネト　　　　アブルッツォと　　　フリウリ=ヴェネチア
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モリーゼ　　　　　　　　ジューリア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　 　　　　　　　　　　
　ヴァッレ･ダオスタ　 　ピエモンテ 　　　★トスカーナ 　　　ウンブリア　 　★カンパーニア


　 　　　　　　　　　
　ロンバルディア　 　トレンティーノ・ 　　 ★リグーリア
　　　　　　　　　　　　　 アルト・アディジェ